
ゆうき( @BASEBALLY15 )です^^
今回は,Pythonを使って『補助線』を引く方法をご紹介します.
この方法を使うと,原点以外でも,自分が指定した範囲に直線を引くことができるので便利です^^

Today’s Code
例えば,以下のグラフを見てください.

このグラフを見ると,増減は分かりますが,左右でy軸の範囲が異なるので,見間違える可能性があります.
そこで,今回ご紹介するコードを記述することで,以下のように,原点を通る直線を引くことが出来ます.

このように,補助線を引くことで,原点を基準に,どれくらい増減しているのかがはっきりします.
それでは,コードをご紹介します.
コード
###原点に線を引く###
#x軸の範囲を決めておく
xmin, xmax = 0, len(university_data)
#描写
plt.hlines(0,xmin, xmax, "blue", linestyle="dashed")
このコードについて,順番にご説明します.
- xmin, xmax = 0, len(university_data) → x軸の最小(min)と最大(max)を指定する.(university_dataは,今回使ったデータです.最後に,全コードを載せておきます.)
- plt.hlines() → plt.hline()で補助線を引くことが出来ます.
- 0 → y軸の値.0のとき原点を通る.
- xmin, xmax → 補助線の長さを指定する.xminからxmaxまでの長さ
- “blue” → 補助線の色
- linestyle=”dashed” → 補助線の種類
ちなみに, linestyle=”dashed” は他にも” solid “,” dashdot “,” dotted “などがあります.
お好みで使ってみてください^^
また,今回ご紹介したグラフには,タイトルや軸ラベル名も表示されています.
これは,以下のコードを記述します.
#グラフを描写
plt.plot(university_data.index, university_data["transition college"], color="red")
#グラフのタイトル
plt.title("Increase in junior colleges")
#グラフのx軸のラベル名
plt.xlabel("Age")
#グラフのy軸のラベル名
plt.ylabel("Increase")
これで,グラフにタイトルとラベル名が追加されます^^
Today’s Codeまでの流れ
今回は,前回に投稿した『Python 大学は今後増えていくのか?ポアソン分布で分析してみた!』のデータを使っています.
csvファイルをダウンロードすることができるので,分析をする際は使ってみてください.
終わりに
今回は,グラフに補助線を引く方法について,ご紹介しました.
こういった些細な改善でも,見やすいグラフを描くことが出来るので,
ぜひ,皆さんも使ってみてください^^
それでは・・・