
ゆうき( @BASEBALLY15 )です^^
今日はどうしたんじゃ?
Visual StudioでOpenCVを使う方法を教えて欲しいです…
了解じゃ!

目次
実行環境を載せておくよ!
今回使うVisual StudioやOpenCV等のバージョンをご紹介します.
エディタ :Visual Studio 2015
ライブラリ:OpenCV 3.4.10
言語 :C++
OpenCVをダウンロードしよう!
https://github.com/opencv/opencv/releasesのサイトにある『opencv-3.4.10-vc14_vc15.exe』をダウンロードします.
(※「3.4.10」はOpenCVのバージョンを表していて,どのバージョンをダウンロードして頂いてもかまいません.)
ダウンロード先は,Cドライブ直下をオススメします.
Cドライブ直下にダウンロードした場合,ディレクトリは『C:\opencv』になります.
環境変数を追加しよう!
OpenCVをPC内で使えるようにするために,環境変数を設定します.
Windows10を使っている方は,画面の左下に『ここに入力して検索』と表示されているので,ここに『システム環境変数の編集』と記述します.

そして,『環境変数(N)…』をクリックします.

クリックしたら,『Path』を選択し,『OK』ボタンをクリックします.

そして,『新規』をクリックし,『C:\opencv\build\x64\vc14\bin』と記述します.
これで,環境変数の追加は完了です!!

Visual Studioの設定をしよう!
Visual Studioを開き,『ファイル』→『新規作成』→『プロジェクト』をクリックします.

そして,『Win32 コンソール アプリケーション』を選択し,『OK』をクリックします.

すると,下の画面が表示されるので,『アプリケーション設定』をクリックし,『空のプロジェクト』にチェックを入れて『完了』をクリックします.

ソースファイルを作ろう!
画面の左に表示されている『ソースファイル』を右クリックし,『追加』にカーソルを合わせると,『新しい項目(W)…』が表示されるので,クリックします.
また,『Release』と『x64』を選択します.

そして,『C++ファイル(.cpp)』を選択し,『追加』をクリックします.
これで,ソースファイルの作成は完了です.

Visual StudioでOpenCVを使えるようにしよう!
もう少しでVisual Studio上でOpenCVを使うことが来ます^^
あと3つほど設定を行うと,無事完了です.
まず,『プロジェクト』内の『〇〇のプロパティ』をクリックします.

インクルードディレクトリを追加しよう!
『C/C++』→『全般』を選択し,『追加のインクルードディレクトリ』内に『C:\opencv\build\include』と記述します.

ライブラリディレクトリを追加しよう!
次に,『リンカー』→『全般』を選択し,『追加のライブラリディレクトリ』内に『C:\opencv\build\x64\vc14\lib』と記述します.

そして,『リンカー』→『入力』を選択し,『追加の依存ファイル』内に,『opencv_world3410.lib』を追加します.

これでVisual Studio上でOpenCVを使うことができます!!
実際にVisual StudioでOpenCVを使ってみた!
それでは,実際にVisual Studio上でOpenCVを使った結果をお見せしたいと思います.
#include <iostream>
#include <opencv2/opencv.hpp>//OpenCVのインクルード
using namespace cv;
int main(int argc, const char* argv[]) {
std::cout << "File name = " << std::endl;
//標準入力
std::string filename = argv[argc - 1];
std::cin >> filename;
//画像ファイルの読み込み
Mat img = imread(filename);
//表示
imshow("image", img);
waitKey();
return 0;
}

終わりに
今回は,Visual StudioでOpenCVを使う方法についてご紹介しました.
この方法を使うことで,Visual Studio上で画像処理を行うことができるので,ぜひ使ってみて下さい^^
それでは,goodbye.